現在、人事部は3月から始まる新卒採用活動に向けて大忙し。新卒採用担当者に話を聞いていたら、ダーツライブの特色と未来の社員を想う姿が見えてきました。
ダーツライブというと「ダーツが好きな人の集まり」、「ダーツの会社」というイメージを持たれることが多くあります。実際、ダーツが好きで入社した社員もいますし、会社説明会でもダーツ経験の必要性や事業内容に関する質問はよくあるようです。
でもダーツライブは、単にダーツマシンの製造と販売だけを手掛けている会社ではありません。
『ヒトはアソぶ。トモにアソぶ。』という企業哲学のもと、さまざまな形の「遊び」を作り続けてきました。
これからは、これまで磨いてきた技術や培ってきた私たちらしい「遊び」を、新しい事業展開に発展させていくフェーズです。
昨年末、ダーツライブ社長は社員にこんな話をしました。
『世界中が自粛期間の寂しい日々の中でも、ダーツバーなどで明るく遊んでいる若者がいたのを目にすることがありました。世の中全体がモノクロームな中、そこだけはすごくカラフルだった。やっぱりこれだなと』
遊びはインフラでも生活必需品でもありません。ですがコロナ禍の体験から「遊び」は、人が人間らしく生きていくために必要なモノだと気が付いた人も多いといいます。
手掛けるサービスの先に、誰かの楽しい時間や笑顔が生まれることを願って仕事に取り組んでいるのがダーツライブです。だからこそ、社員に必要なのは遊びや楽しいこと、人の笑顔が好きというポジティブさ。そんな私たちに共感してくれることを何よりも大切にしています。
新卒採用にエントリーするのは大学や専門学校の学生たち。選考では、即戦力を重視される中途採用とは明確に違うポイントがあるといいます。
『新卒社員は、いわば真っさらな状態。初めての会社がダーツライブになるわけです。まずはその真っさらなキャンバスに、じっくりとダーツライブの企業文化を映し出して欲しい。将来、その文化やカラーを受け継いでいくのは彼らになるわけですから』
実務で必要な技術や知識を習得していくことも大事ですが、まずはダーツライブらしい姿勢を学んで欲しい。新卒採用は、ダーツライブの社風を繋いでいく場でもあるようです。
『面接中は、これまでの経験と感覚から目の前の学生さんが実際に働いている姿を具体的にイメージしています。ダーツライブの企業文化がご本人にとって、負担にならず心地よいものになりそうかどうかも重視しています』
「企業文化」というと堅苦しいですが、言い換えると「雰囲気」でしょうか。その空気を生み出すのは、やっぱり人、すなわち社員。企業文化を大事にしているダーツライブにとって「人物重視」の選考は当然のことなのかもしれません。
多くの学生を面接し、その後新卒社員の成長を見守り続けている人事部。貴重な新人時代だからこそ有意義に過ごして欲しいという、親心にも似た想いがあるようです。
会社の未来を彩る社員を選考しながら、学生本人にとってもベストな会社選びになるように配慮する。一口に「新卒採用」といっても、そこには人事部の熱い気持ちがありました。