2023年8月19日（土）・20日（日）に東京ビッグサイトにて開催される「日本ダーツ祭り」。今年もイベントのメインビジュアルを担当したデザイナーに話を聞いてみました！

──はじめに今年の「日本ダーツ祭り」メインビジュアル制作について意識した点を教えてください。

「ダーツ×夏」という世界観を大切にしながら、ダーツ歴が長い人にとっては恒例になりつつある夏の一大イベントとして、ダーツ初心者の方には『一度は行ってみたいダーツの夏フェス』としてワクワクしていただけるよう、みなさんに親しまれるデザインを意識しました。

──夏らしいイラストがたくさん描かれていますね！

「ダーツ祭り」は、共通の趣味を通して、性別や年齢、普段過ごしている環境を問わずに繋がれるイベント。それを伝えたいと思ったので、子どもから大人まで万人がイメージする「夏」をイラストで表現したいと思いました。右側の水着ギャルは男性社員からのリクエストです（笑）

▲イラストはモノトーンで制作し、後から色を調整

──ダーツ自体のイラストは控えめですよね。

ダーツそのものよりも、ダーツを通して生まれる楽しい体験や「ダーツ祭り」の雰囲気を感じていただきたかったので、そちらを優先しました。

──今年はメインビジュアルが2種類あるんですよね。

▲DayバージョンとNightバージョン

実は当初、ナイトプールをイメージしたNightバージョン1本で制作を進めていたのですが、「ダーツ祭り」の担当者から『もっと爽やかなイメージのも見てみたい』という話があって、カラーバリエーションをいくつか出したんです。

それで、Dayバージョンも捨てがたいとなって、2種類でいくことになりました。Webサイトや会場で、時間帯によって使い分けられたらいいねと話しているので、活用が私も楽しみです！

──デザインの技術的な面でこだわったところはありますか。

「色」ですね。今回のビジュアルは、Webサイトや当日会場にスクリーンで映し出されるときに最も見栄えが良くなるように制作したので、ポスターなど紙モノを作るときにRGB（光で色を出す／主に液晶）からCMYK（インクで色を出す／主に印刷物）に変換しなくてはならなくて。

でも、夏の爽快感やネオン感はどうしてもRGBで表現したかったので、苦労を承知でこだわりました。

──だからでしょうか、CGではないのに立体感を感じます。

そう感じてもらえると嬉しいです！Dayバージョンは、夏特有の陽ざしを表現したくて影の付け方を工夫しました。夏のイベントって、楽しくてあっという間。終了が近づくにつれ、ちょっとした寂しさもあると思うんです。

▲ダーツボードや矢、雲やパラソルに夏の太陽を思わせる影が

今回のビジュアルでいうと、Dayバージョンがイベント真っ最中で、Nightバージョンは終盤の寂しさと終了後の余韻。そんな夏のイベントの空気を感じてもらえたら嬉しいですね。

──アスカさんは昨年の「日本ダーツ祭り」でも、多くのダーツグッズを担当されてました。日頃からユーザーに直接届けるデザイン制作が多いですが心がけてることはありますか。

ダーツファンのみなさんと「同じ目線で作る」ということでしょうか。『どう？こんなすごいの作ったよ』というよりは『喜ばれるものは何か』という方に注力しています。私自身、ダーツが大好きで入社したので、おそらくダーツファンのみなさんと差はないはず。

▲昨年の「ダーツ祭り」でも多くのグッズを担当

そしてこれは、契約選手のみなさんも同じだと思います。みなさんの協力がなければ、グッズは作れません。素材となる写真撮影の際も『こうした方がファンが喜んでくれるかも』と積極的にアイデアを出してくださいます。

契約選手も制作側もみなさんと「ダーツ」という共通ワードで繋がっているのだと強く感じます。昨年ご好評いただいた『私服選手 激レアトランプ』も、使いたい写真があまりに多すぎて『トランプにしたら全部使える！』と制作することになったんですよ。

──最後に「日本ダーツ祭り」を楽しみにしている方々へ向けてメッセージをお願いします。

今年も「ダーツ祭り」がやってきます！これからWebサイトなどで、どんどん情報が発表されていくと思うので、開催当日だけでなく、その過程もワクワクして欲しいです。そして当日は思いっきり楽しんで、終わった後はちょっとした夏のエモさも感じていただけたらいいなと思います。一緒にダーツの夏を楽しみましょう🙌

──アスカさん、ありがとうございました！

🌟「ダーツ祭り 2023」公式サイトはこちら