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紙からガラケー、スマホへ。 ベテラン社員が語る、メディアの変化と変わらない本質

株式会社ダーツライブのメディアプロモーション部に所属している糸井 伸彰。オウンドメディアからSNS管理を担い13年になります。その間に、紙からモバイル、スマホへ、WEBやメルマガからSNSへ…と時代は大きく変わりました。そんな変化の中、自社メディアを育て続ける糸井が語ります。 

自社メディアを育てる上で大切なのは「継続性」 

▲メディア取材で海外のダーツバーへ出張したことも


私は株式会社ダーツライブ(以下ダーツライブ)入社以来、13年にわたりメディア部門で情報発信を仕事にしていて、2021年現在もオウンドメディアからソーシャルメディアまで広く運用中です。   

企業のメディア展開において重要なことは「コンテンツ力」と「発信力」。  
コンテンツ力は、投下するコンテンツ一つ一つのクオリティやエンゲージメントの高さで、発信力はそれを届けていくためのパワー、すなわちフォロワー数やアクセス数です。 
これらは毎日の積み重ねがとても大事になってきます。たとえ一度大きなコンテンツ力や発信力を獲得したとしても、それらは継続していかないとすぐに尻すぼみになってしまう、脆いものなのです。  日々試行錯誤しながら発信していくことが欠かせませんから、継続して続けられる体制作りもメディア担当者の大切な任務です。   

いろいろなSNS運用を行っていますが現在最もアウトプットが多いものはTwitter。定期会議でツイートするアイデアを出し合い、おおむね2、3週間先までの予定をざっくり立てています。もちろん、「やっぱりこっちのほうが良い」というものがあれば当日でも臨機応変に対応していますよ。  
「Twitterの投稿でもスケジューリングが必要なの?」と思われるかもしれませんが、予定を立てておくことで発信を継続していける安心が持てるのです。  
Twitterはフォロワーや受け手側もずっと張り付いているものではないので、過去の投稿でリアクションの良かったものを再び出すこともありますし、その時々のトレンドをキャッチして即興的に出すこともあります。  

そうした積み重ねがあるからこそ、重要なイベントがあるときに効果の高い自社メディアの一つとして活用できるんです。2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行前は、自社で手掛けるイベントや大会があれば全国各地へ、時には海外にまで出張してリアルタイムな情報を届けてきました。そういった現場の生の声を直接届けてリアクションをもらうことができるのも、日々の継続あってこそだと思います。 

自社メディア担当に必要なコミュ力と自由が生む面白さ 

自社メディアの担当者に必要なスキルとして、社内におけるコミュニケーション能力があります。 仕事で関わりの薄い人たちともよく話をして、情報収集を怠らないことを心がけていますね。ふとした会話の中からも発信ネタを見つけることも多くあります。   

最近の例でいうと、エイプリルフールに「ダーツライブがアウトドアブランドを立ち上げる」というネタを発信したのですが、もともとアウトドアが好きな社員がいて彼中心にアイデアが膨らんでサイトも作ってみようよ、ということになったのです。  

▲2021年のエイプリールフール企画


こういったアイデアは、ふとしたコミュニケーションから湧き上がることが多くあります。 ただ、そのネタをそのまま発信すればいいというものではありません。  ダーツライブとしてアウトプットするからには、それ相応のものにブラッシュアップして、「ふさわしいものに仕上がったか」と判断することも必要です。  

雑談から企画案が生まれるとは言っても、みんなが「良いじゃん!」と盛り上がっていても「あまりウケないだろうな」と感じることもあります。そんなとき、ただダメ出しするのではなく相手に気持ちよく納得してもらうための説得が必要になってきます。 そういう意味でもコミュニケーション力はやっぱり必要だと思いますね。  

また自社メディア部門の面白さとして、ある程度の自由と選択権が与えられているというのがあります。  出さなければいけない情報は出していきますが、出し方や内容を自分たちでアレンジできる。これは、いわゆる編集プロダクションやさまざまな企業の情報を取りまとめて発信するようなメディア部隊にはない魅力です。  

その自由を活かして、仕事で自分の夢を実現することもできます。私も「いつか会ってみたい」と憧れていた、スポーツライターの玉木正之さんとお会いすることができました。 玉木さんは長年、幅広い評論やコラムの執筆活動や多くの本を出版されている、とても権威ある方です。ある年、ダーツライブが主催するダーツ大会のメディア展開を担当したとき、玉木さんのような方にコメントをいただけたら最高だなと考え、企画を立ててアポイントを取ってみたのです。 最終的に「一緒にWEB番組に出てみませんか」という話にまで発展し、玉木さんの番組にお呼びいただき共演することができました。  

こんな風に自分次第で仕事をより面白くしていけることも自社メディア担当者ならではの面白さだと思います。 

▲スポーツライターの玉木正之さんと

メルマガからSNS全盛へ。企業メディア部門としての変化 


私はもともと編集の仕事をしていて、ダーツライブがフリーペーパーの編集者を募集していたのがキッカケで入社しました。当時、世の中はガラケーサービスの全盛期。フリーペーパーやメルマガが流行していて、業種問わずさまざまな企業がそれらを取り入れていく時期でした。 私自身は紙媒体の編集の仕事をしていたこともあり、デジタルより紙が得意でした。私生活でもガラケーはメール機能くらいしか使っていなく、デジタルには苦手意識があったんです。 

それに対してダーツライブは、ダーツをネットワークに繋いだことから始まった会社なので当然ではありますが「紙よりデジタルが得意(好き)な会社なんだな」という印象を受けました。  
創刊したばかりのフリーペーパーを強化していくために編集員を募集していたようで、そういう旬なモノをすぐに取り入れていく会社だなということも実感しました。  

入社して2~3年経つとフリーペーパーの流行が終焉。ダーツライブもモバイルコンテンツに移行していくことになりました。  モバイルコンテンツにフリーペーパーの内容を落とし込んでいくのは、紙の編集作業とよく似ていて、思いのほかスムーズに仕事ができた記憶があります。そのころから、デジタルへの苦手意識もなくなっていったような気がします。  

その後、SNSが流行の兆しを見せ始めスマートフォンが台頭し出すと、世間一般のメディアへの接し方が大きく変わっていきました。  私としても、メディア発信の方法や内容がガラリと変わっていく感覚がありましたね。 

世の中的にも会社としても未知の世界でしたから、仕事をさせてもらいながら新しいメディアをつくっているという手ごたえがありました。  SNSではユーザーから直接「いいね」や「コメント」などの反応がダイレクトに分かること、紙媒体と違って印刷・発送費が不要なこと、WEBではないからHTMLも知らなくて良いし、すぐに伝えたいことを発信できること…そういう手軽さは衝撃的でもありました。 

メディアが変わっても仕事の本質は変わらない 


振り返ってみるとダーツライブは、時代ごとにメディアの形を次々と変化させてきた会社だと思います。  その変化の中心で仕事をしてきましたが、私個人はというと時代の変化に対して鈍感なタイプ。  「最新の」というワードにあまり魅力を感じませんし、紙媒体からデジタルへという時代の流れにも疎い部分があります。いまだに電子書籍は読めないんです(笑)。 

そんな私が「時代の転換期だな」と感じたのは、ダーツライブに入社する前の編集者時代のこと。
当時、カメラといえばアナログでした。その後デジタルカメラが普及しだして、アナログからデジタルへという大きな過渡期があったのです。  出始めのデジタルカメラは性能も高くなかったので、クオリティ(アナログ)をとるか、予算を含めた効率(デジタル)を優先するかという判断は厳しかったですね。  

そこでアナログ→デジタルの洗礼を受けた気がします。その過渡期と比べると、ダーツライブで経験した「紙媒体→モバイル媒体→SNSメディア」という変化は戸惑うものではありませんでした。 
たとえ媒体が違っても、企画を立てて調整し、各部署へ依頼を出しつつ、その中の「取材する」ことや「文章を書く」、「撮影する」ということ。こういった編集者としての立ち回りと仕事の中身は、何も変わらなかったからです。  

次第にデジタル媒体であってもプロモーション効果の検証が複雑になり、それ以上に効果を測りずらい紙媒体の機会は減っていきました。デジタルより大きな予算がかかるものになってしまったということもあります。でも正直、個人的には今でもデジタルより紙媒体の仕事の方が好きです。紙媒体の仕事の方が何倍もテンション上がりますね(笑)。紙は、手元に残って物として五感で楽しめますし、スマホで見る情報より記憶に残りやすい場合もある。タイミングがあえば、自社メディアの自由さを活かして紙媒体も提案していきたいと考えています。

これから再び時代が変化して、SNSからまた媒体が変化していくこともあるかもしれません。 しかし、変わらない本質があることも私は知っていますから、日々積み重ねることを続けていきたいと思います。

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